3回目くらいで、たいてい来ます。
趣味の話をした。仕事の話もした。週末の予定も話した。そして4回目、画面の向こうで先生が待っているのに、何も浮かびません。
これは英語力の問題ではありません。在庫の設計を間違えているだけです。
3回目で尽きるのは、大きい話題から使うから
多くの人が最初に出すのは「趣味」「仕事」「週末」です。この3つは便利ですが、1回で使い切ってしまいます。
趣味が読書だとして、「本が好きです」と言った次に何を言うか。ここで止まります。話題が大きすぎて、細かく刻めないからです。
話題を増やすより、1つを長く持たせる
ネタ切れの解決策は、話題を10個用意することではありません。1つの話題を5分もたせることです。
たとえば「昨日の昼に何を食べたか」。これだけで、かなり伸ばせます。
- 何を食べたか(I had cold noodles.)
- なぜそれを選んだか(暑かったから、安いから)
- いくらだったか(値段の話は必ず食いつかれます)
- 相手の国では同じものがあるか
大きい話題を1つ出すより、小さい話題を4段階に割るほうが長く持ちます。
I had cold noodles for lunch. It was about five hundred yen — pretty normal here.
(昼は冷たい麺を食べました。500円くらいで、こっちだと普通の値段です。)
日本人が持っている「相手が知らない日常」
海外の先生にとって、こちらの当たり前は全部ニュースです。特別な話を用意する必要はありません。
- 自動販売機が家の前にある
- コンビニで公共料金を払える
- 電車が1分遅れると謝罪が流れる
- 夏は麦茶を冷蔵庫に常備している
- 家に入るとき靴を脱ぐ場所が決まっている
このあたりは、ほぼ確実に質問が返ってきます。質問が返ってくる話題こそ、いい在庫です。
詰まったら、質問で返す
話題が続かないとき、最も効くのは相手に投げ返すことです。3つ覚えておけば足ります。
How about in your country?
(そちらの国ではどうですか?)
Is it the same where you live?
(住んでいるところでも同じですか?)
I have never thought about that. What do you think?
(考えたこともなかったです。どう思いますか?)
3つ目は特に便利です。答えが思いつかないこと自体を、そのまま話題にできます。
準備するのは1つでいい
レッスン前に10個用意しても、たいてい使いません。「今日はこれを話す」を1つだけ決めておくほうが機能します。
決めるのは、できればその日あったことがいいです。前日の記憶は細部まで残っているので、質問されても答えられます。
Something happened this morning — can I tell you about it?
(今朝ちょっとしたことがあって。聞いてもらえますか?)
この一言で、レッスンの最初の5分は埋まります。
ネタがないのではなく、刻み方を知らないだけです。1つの出来事を4つに割る癖がつくと、話題は尽きなくなります。
日本のことを聞かれて固まる場合はこちらに別の型をまとめてあります。実際のレッスンで詰まった記録はこの記事に、会話で使いやすい題材は麦茶あたりが手軽です。



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