Uchiwa vs Sensu in English(うちわ vs 扇子)|同じ”扇ぐ”道具の使い分け

伝統文化・マナー

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夏祭りで外国人講師に浴衣姿の写真を見せると、必ず聞かれるのが手に持っている扇の名前。「うちわ」と「扇子」、日本人でも意外と違いを説明できない人が多いのではないでしょうか。

うちわは「Uchiwa」、扇子は「Sensu」

うちわは英語でもそのまま Uchiwa、扇子は Sensu と呼ばれます。どちらも “Japanese fan” と訳せますが、外国人講師には「折りたためない団扇」と「折りたためる扇子」で区別すると伝わりやすいです。

“What’s the difference between uchiwa and sensu?” “Uchiwa is a flat fan that doesn’t fold, sensu is a folding fan.”
(「うちわと扇子の違いは何?」「うちわは折りたためない平たい扇、扇子は折りたためる扇だよ」)

実はうちわの方が古い、起源は中国の「翳」

うちわの起源は古墳時代(300〜592年)にさかのぼり、中国から伝わった「翳(さしば)」という羽根や毛皮でできた大きな扇がルーツとされています。風量が多く、夏祭りの屋台や盆踊りで活躍するのはこのタイプです。

“Uchiwa actually came first — it originated in China and arrived in Japan long before sensu.”
(実はうちわの方が先に生まれました。中国から伝わり、扇子よりずっと前に日本に来ています。)

扇子は日本発明、しかも元は”メモ帳”だった

一方、扇子は平安時代(9世紀ごろ)に日本で生まれた発明品です。「檜扇(ひおうぎ)」と呼ばれる初期の扇子は木の薄い板をつなげたもので、実は貴族の男性が儀式の作法などをメモする“a memo pad, not a fan”として使われていました。

“The earliest folding fans were made of thin wooden slats and used by court officials to jot down notes.”
(初期の扇子は薄い木の板でできていて、宮廷の役人がメモを取るために使っていました。)

逆輸出された珍しい日本発明品

紙と竹でできた「紙扇」が生まれると、折りたたみ構造の携帯性が評価され、13世紀ごろには中国へ逆輸出されました。そこからシルクロードを経てヨーロッパにまで伝わっています。

“Unlike most Japanese culture that came from China, the folding fan traveled the other way — from Japan to China, then to Europe.”
(多くの日本文化が中国から伝わったのとは逆に、扇子は日本から中国、そしてヨーロッパにまで伝わりました。)

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同じ「扇ぐ」道具でも、片方は中国から来た実用品、もう片方は日本発でヨーロッパまで渡った発明品。外国人講師に見せる写真に、うちわと扇子どちらを持たせるかで、話せるネタが変わってきます。

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