Sento(銭湯)|520円で楽しむ江戸400年の入浴文化、富士山絵と5つのマナーで巡る日本の公衆浴場

伝統文化・マナー

「家にお風呂があるのに、なぜ 銭湯 に行くの?」——外国人講師に聞かれたら、なんと答えますか? 答えは 「広い湯船と、誰かと裸で話す気軽さ」江戸時代から約400年、東京なら今もたった 520円 で入れる銭湯は、最近Z世代と外国人観光客のあいだで再ブーム中です。

銭湯は英語で「sento」または「public bath house」

銭湯は英語で sento がそのまま通じます。ニュアンスを足したいときは “a Japanese public bath house” と言えばOK。温泉(onsen)が「自然の源泉」を指すのに対し、銭湯は 「街中の公衆浴場」 です。

“What’s the difference between sento and onsen?” “Sento is a neighborhood public bath in the city — onsen is a hot spring with natural mineral water from underground.”
(「銭湯と温泉の違いは?」「銭湯は街中の公衆浴場、温泉は地下から湧く天然の鉱泉なんです」)

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江戸から400年——銭湯のミニ歴史

銭湯の歴史は 1591年(江戸時代初期)、伊勢与一が江戸・銭瓶橋に「銭湯風呂」を開いたのが始まりとされます。当時の長屋には風呂がなく、庶民にとって銭湯は 毎日の生活インフラ でした。

全盛期の1968年には全国で約 17,999軒。家庭風呂の普及で現在は約1,500軒まで減りましたが、最近は 「銭湯巡り」 がSNSで人気となり、新しいリノベ銭湯も増えています。

富士山ペンキ絵と、全国3人の絵師

東京の銭湯の壁といえば 富士山のペンキ絵。あれを描ける 「銭湯背景絵師」 は、現在 全国にわずか3名 しかいません(中島盛夫さん・丸山清人さん・田中みずきさん)。

描く時間は たった1日。営業時間中に脚立を立てて、客の頭の上で描き上げてしまうのが流儀です。

“Only three artists in Japan can paint those Mt. Fuji murals on sento walls — and they finish a whole wall in just one day, while customers are still bathing.”
(銭湯の富士山壁画を描ける絵師は全国にたった3人。客が湯に浸かっている横で、1日で1面を描き上げてしまうんです。)

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外国人が驚く5つの入浴マナー

  • ① 体を洗ってから湯船に入る(洗い場のシャワーで先に汚れを落とす)
  • ② かけ湯(湯船の前に桶でお湯を体にかけてならす)
  • ③ タオルは湯に入れない(頭に乗せるのが定番ポーズ)
  • ④ 髪が長い人は結ぶ(湯に浸からないように)
  • ⑤ タトゥーは要事前確認(NGの店が多いがOK店も増加中)

“Wash yourself first, never put your towel into the water, and don’t soak with long hair down — those are the three big rules for a Japanese public bath.”
(まず体を洗う、タオルを湯に入れない、長い髪は結ぶ——これが日本の銭湯の3大ルールです。)

520円の異世界体験——ケロリン桶と湯上りフルーツ牛乳

東京の銭湯入浴料は 520円(2024年改定)。これで 富士山絵・薬湯・サウナ・冷水風呂 までついてくる店が多く、コスパは異次元です。

洗面器は黄色い 「ケロリン桶」(頭痛薬の広告入り)、湯上りには フルーツ牛乳・コーヒー牛乳を腰に手を当てて一気飲み——これが日本人が一度はやってみたい 「銭湯ムーブ」 です。

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