東京の8月、アスファルトから熱気が立ちのぼる夕方に 「軽井沢に行きたい」 と思わない日本人、たぶんあまりいないんですよね。新幹線で たった1時間、降りた瞬間にひんやりした空気が頬に当たって、「あ、もう避暑地だ」 と分かる。標高約1000m、真夏でも25℃。1888年にカナダ人宣教師が見つけて以来136年、ずっと「東京から逃げる人」が通い続けている街です。
軽井沢は英語で「Karuizawa」
軽井沢はそのまま Karuizawa。説明を足すなら “Japan’s oldest summer resort, about an hour from Tokyo by bullet train”(東京から新幹線で1時間の日本最古の避暑地)と言えば、たいていの外国人にイメージが伝わります。
“How do you say Karuizawa in English?” “It’s just ‘Karuizawa’ — a highland resort town an hour from Tokyo, famous for cool summers, old churches, and even John Lennon’s favorite summer hotel.”
(「軽井沢って英語で何て言うの?」「そのままKaruizawa。東京から1時間の高原リゾートで、涼しい夏と古い教会、ジョン・レノンのお気に入りの避暑ホテルで有名です」)
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「日本のサンモリッツ」——1888年に始まった避暑地
軽井沢が避暑地になったきっかけは カナダ人宣教師アレクサンダー・クロフト・ショー。1886年に偶然この地を訪れて気候の涼しさに驚き、1888年に別荘を建てて 「日本のサンモリッツ」と紹介して回ったそうです。明治の外国人→大正の文人→昭和のセレブ→現代の家族と、136年ずっと客層を変えながら生き残ってきた のが面白いところ。
町内の 聖パウロカトリック教会(1935年)、ショー記念礼拝堂、軽井沢ユニオン教会——いま並んでいる教会群は、当時の外国人コミュニティの名残です。チャペル婚の聖地として有名なのも、この流れがあってこそ。
ジョン・レノンが家族で通った「万平ホテル」
避暑地の象徴がクラシックホテル 万平(まんぺい)ホテル。1894年創業、いまも当時のままの木造建築で営業しています。ジョン・レノンが1976〜1979年の夏、毎年家族で滞在 していたことで世界的に有名。自転車で旧軽井沢を走り回るレノンの写真は、軽井沢関連のあちこちで目にします。
“John Lennon spent four summers at the Mampei Hotel in Karuizawa with Yoko and Sean — he loved cycling around the old town in the morning.”
(ジョン・レノンはオノ・ヨーコと息子のショーンと、4回の夏を軽井沢の万平ホテルで過ごしました。朝、旧軽井沢を自転車で走るのが好きだったそうです。)
旧軽井沢銀座と雲場池——歩く軽井沢
駅から少し離れた 旧軽井沢銀座 は、約600mのメインストリート。フランスベーカリー・腸詰屋・中山のジャム など、何十年も同じ場所の老舗が並んでいて、「観光地化しすぎていない、絶妙な古さ」 がここの味です。
少し歩いた先の 雲場池(くもばいけ) は 「スワン・レイク」 の愛称を持つ静かな池。10月下旬から11月上旬 の紅葉時期は、水面に赤と黄色が映り込む光景がとんでもなく美しくて、写真好きが必ず立ち寄る場所です。
アウトレット・ハルニレテラス——いまの軽井沢
軽井沢駅の南口を出ると、いきなり 「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」(約240店のアウトレット)が広がります。歴史と避暑とブランドショッピングが同じ駅前にあるバランスは、日本でもかなり珍しい風景。
もう少し奥(中軽井沢)の 星野リゾート「ハルニレテラス」 も外せない。川沿いのウッドデッキにカフェ・レストラン・ベーカリーが並んでいて、夏でも涼しい木陰でゆっくりできます。「軽井沢らしい1日」を一番気軽に体験できるエリア です。



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