オンライン英会話で旅行の割り勘の話になって、五か所直された

机の上のノートと現金、旅費を計算している様子英語学習・フレーズ集

初対面のR先生でした。今回は珍しく教材に入っています。題材は「友達との旅行は、旅費をめぐってケンカになる」という記事。大人数の旅行で割り勘や集金がもつれる、という内容です。

私は旅行の幹事をやることが多いので、話す材料はありました。お金のことだから丁寧に頼む。旅行代は先にまとめて払ってしまう。日本語ならそのまま言えます。

ところが録音を聞き返すと、五か所直されていました。しかも前半の二つは、言葉が出てこなくて途中で止まっています。以下、言った通りに並べます。なお、以下の「添削」は、ことわりのない限りレッスン後に受け取った添削メモによるものです。

①「お金の話だから丁寧に頼む」で、副詞ひとつに詰まった

旅費のトラブルを経験したことがない理由を説明した場面です。

“I try to explain and ask courteously… that is why I haven’t experienced some conflict.”

courteously という単語を探している間が空いています。添削ではこうなっていました。

“I always make sure to ask politely and explain the costs clearly, which helps prevent any awkward misunderstandings.”

  • courteously は硬すぎます。日常なら politely で足ります
  • some conflict より awkward misunderstandings。お金の話でこじれるのは「気まずい誤解」です
  • which helps prevent ~ で後ろにつなぐと、理由を別の文にしなくて済みます

②「毎回自分が会計係になる」が、”It’s me, it’s me” で終わった

グループの中で誰がお金を管理するのか、という話になりました。

“It’s me, it’s me… I can handle the travel fee or some kind of fee.”

伝わってはいますが、文になっていません。添削ではこう直されていました。

“I usually end up being the one who handles the money and acts as the group accountant.”

「結局いつも自分がやることになる」は end up -ing。この一語で、押しつけられた感じまで入ります。some kind of fee と濁していたところは handle the money でまとまりました。会計係そのものは group accountant です。

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今回詰まったのは、割り勘や集金といった生活の話でした。難しい単語ではなく、言い慣れていないだけです。こういう話題を数で回すなら、大人向けで続けやすい料金のところが向いています。

大人の英会話倶楽部

③「旅行代は先に払った」の説明に、時間がかかった

“Before traveling, I paid the travel fee to travel company, so we didn’t separate something money after traveling.”

separate something money のところで完全に手探りになっています。言いたかったのは割り勘です。

“We paid for the travel package upfront through a travel agency, so we didn’t have to worry about splitting the bill afterward.”

  • 「前もって一括で払う」は pay upfront
  • 「割り勘にする」は split the bill または split the costs
  • travel company ではなく travel agency が旅行会社です

④ 献立の話も、二か所直された

本題の前のスモールトークです。毎日の献立を考えるのが大変だという話をしました。

“The thinking of the menu is challenging for me.”

“Coming up with meal ideas every day can be quite tough.”

The thinking of ~ は英語になりません。「思いつく」は come up with。献立は meal ideas です。

献立をAIに相談している、という話もしました。

“ChatGPT help us think something, provide a lot of advice… it’s useful.”

“ChatGPT is great for brainstorming recipes and giving us quick meal suggestions.”

help us think something と曖昧になっていた部分が、brainstorming recipes で一語に収まりました。アイデア出しは brainstorming、提案は suggestions です。

五つに共通していたこと

✕ I try to explain and ask courteously…

◯ I always make sure to ask politely and explain the costs clearly…

✕ It’s me, it’s me… I can handle the travel fee or some kind of fee.

◯ I usually end up being the one who handles the money and acts as the group accountant.

✕ The thinking of the menu is challenging for me.

◯ Coming up with meal ideas every day can be quite tough.

今回は動詞が落ちたのではなく、言い慣れていない言い方を探している間に文が崩れていました。courteously、separate something money、help us think something。どれも言いたいことは決まっているのに、ぴったりの言い方を知らないので遠回りしています。

そして「主語と動詞を決めてから口を開く」という指摘は、これで三回連続です。前回もその前も同じことを言われています。癖だと認めて、毎回意識するしかなさそうです。

お金まわりで覚えておきたい言い方

  • split the bill / split the expenses — 割り勘にする
  • pay upfront — 前もって一括で払う
  • collect money from everyone — みんなから集金する
  • awkward conversation — 切り出しにくい話
  • financial transparency — 明朗会計
  • end up -ing — 結局〜することになる
  • come up with meal ideas — 献立を思いつく

次のレッスンで試すこと

大人数の旅行は揉めやすいと思うか、と聞かれたら、三文で止めます。

“Yes, managing shared costs gets much harder in larger groups.”

“Because people have different spending habits and it’s awkward to chase friends for unpaid bills.”

“Whenever I organize trips, I try to book all-inclusive packages upfront to avoid splitting costs later.”

結論、理由、具体例。三文目に自分の実際のやり方を入れると、そのまま話が続きます。

教材に入れた回でしたが、結局いちばん詰まったのは自分の体験を話す場面でした。幹事として毎回やっていることなのに、英語では言ったことがない。そこが埋まっていないだけです。

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