Radio Taiso in English(ラジオ体操)|100年続く”日本人の朝”、スタンプカードの理由

People stretching together outdoors in the morning, like radio taiso日本の暮らし・社会

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夏休みの早朝、公園に子供たちが集まってラジオから流れる号令に合わせて体を動かす光景。外国人講師にこれを説明しようとすると、「なんで毎朝同じ体操をみんなでやるの?」と必ず聞かれます。

ラジオ体操は英語で「Radio Taiso」

ラジオ体操は英語でも Radio Taiso とそのまま呼ばれることが多く、説明するなら “Japan’s national radio exercise program”。1928年に始まり、もうすぐ100年になる国民的習慣です。

“What do Japanese kids do every morning in summer?” “They go to the park and do Radio Taiso together.”
(「日本の子供は夏の朝、何をするの?」「みんなで公園に集まってラジオ体操をするんだよ」)

きっかけはアメリカの保険会社だった

ラジオ体操のルーツはアメリカ。1920年代、メトロポリタン生命保険会社が「加入者が健康なら保険金の支払いが減る」という発想で、ラジオの健康体操番組をスポンサーしていました。これを視察した日本の逓信省簡易保険局が文部省・後のNHKと組んで日本版を開発し、1928年11月1日、昭和天皇の即位大礼にあわせて第一回放送が始まりました。

“Radio Taiso actually started as an idea from an American insurance company trying to keep policyholders healthy.”
(ラジオ体操は元々、加入者を健康に保ちたいアメリカの保険会社のアイデアから始まったものなんです。)

夏休みの朝、スタンプカードを持って公園に集まる

今も夏休みの“morning ritual”として残るのが、子供たちが早朝に公園や学校に集まり、ラジオ体操をしてスタンプカードにハンコをもらう習慣です。1950年代、かんぽ生命の前身がこのカード配布を後援したことで、地域行事として全国に定着しました。

“Kids get a stamp on their card every morning they show up, and finishing the whole card earns them candy or a small prize.”
(毎朝参加するとカードにスタンプがもらえて、全部埋まるとお菓子などのご褒美がもらえます。)

一度は”禁止”されていた過去

実はラジオ体操、戦後まもない1946年にGHQによって一度放送禁止になっています。理由は「軍国主義的」と見なされたため。国民を一斉に同じ動きで揃えて動かす様子が、軍事教練を連想させたようです。1951年にNHKで放送が再開され、今の形に近づきました。

“Radio Taiso was actually banned for a few years after World War II because it looked too militaristic to the occupying forces.”
(実はラジオ体操、戦後の一時期、占領軍に軍国主義的と見なされて放送禁止になっていたんです。)

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たった3分の体操番組が、保険会社のアイデアから始まり、天皇の即位に合わせて放送され、一度禁止されてまた復活し、今も夏休みの子供たちを早起きさせている。この一つの体操に詰まった100年近い歴史は、外国人講師には意外な話のはずです。

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